「食え。」
「えっ。」
家に着いてダイニングテーブルに那月を座らせる。
目の前に晃が大好きなバカでけえアイスを置いた。
「これって…。」
「晃のだけど?」
そう答えるとびっくりした那月の顔が目の前にあった。
こいつ食わねえのかな。
溶ける前に封を開けて一口食ってやった。
しかもめっちゃ大きい一口。
「だめだよ!」
「なんで?」
「だって晃が好きなやつだよ?」
「関係ねえ。ほら。」
無理やり那月の口にアイスを押し込む。
「共犯だな。」
俺がそう言って笑うと那月も笑ったからなんでもいいんだ。
凹んでるのは確かだと思うけど、話したくなけりゃ話さなくていいと思う。
だから別の方法で那月が楽しいと思えることをすればいい。
もくもくと食ったアイスはアメリカサイズだから腹が膨れた。
2人で食ったけど相当しんどい。
これ1人で楽に平らげる晃って胃袋どうなってんのかな。
夜飯いらねえけど那月と無理して食った。


