first・きす

ガラっ

教室のドアが勢いよく開いた。

「ごめん待たせちゃって。
じゃあ会議室行こうか。」

「大丈夫だよ!
うん、そうだね…」

そして2人は3階にある会議室へ向かった。

「「…」」

特に会話もなく、会議室に着いた。

颯太は会議室のドアを開け
「先どうぞ」
と言った。

「あ、ありがとう」
那奈星はそう言い会議室に入った。
それに続き颯太も会議室に入り、
那奈星の隣に座った。

「あ、きたきた! 待ってたよ〜!
1年C組の代表かな?はい、これ!」

そう言った3年生の女子の先輩が
球技大会についての要項が書かれた紙を
渡してきた。

「「ありがとうございます」」
「「あ…」」

またかぶったね

と顔を合わせ2人で笑った。

そしてさっきの先輩が球技大会について
話し始めた。