「あぁ!? この武士様に刃向かうつもりか! ただの女のくせに!」 ピクリ。 女のくせに、というのは、 聞き捨てならないわね。 「死ねっ!!」 男は刀を振りかざす。 ーーー遅い。 ガッ! 「なっ!?」 刀を足で止める。 すかさず次の攻撃に移る。 1人目を軽く殴る。 本気なんて出したら吹っ飛んじゃうだろうから。 「うっ!?」 あ、手加減しても吹っ飛んじゃったな。 まぁいいや。