「うぃーっヒック。おー? 可愛いねぇちゃんがいるじゃねぇか。 ちょっとつきあってくれよぉー?」 めんどうなヤツが来た。 まぁ、声をかけられるのも無理はない。 私の今格好はこうだ。 真っ赤なドレスに派手目なメイク。 胸元はバッチリ空いているし。 断るのも面倒だから、 私は聞こえないふりをして逃げることにした。 「お?逃げるのか? 待てよぉーヒック。ウィー。」 しつこく付きまとってくるやつらを撒こうと思い、走り出そうとしたそのとき。 キィーーーーーン!!!!! 私は、眩しい光に包まれた。