「さて、そこにいるのはわかってるのよ。数はざっと10人ほどかしら。
まとめてかかって来なさい!!!」



先ほどから私をつけてくる浪士。

いい加減に腹が立って挑発してみると



「女がなめやがって!!
仲間の敵!覚悟しろおおおお!!!!」



綺麗に乗ってくれた 笑



「あははっ!
楽しませてくださいねっ!」



私が戦うとき。


私はよく笑うらしい。


それはもう、とても楽しそうに。


ただ、瞳は笑っていない。


まだ人を殺すには幼い少女が、

簡単に人を殺すのだから。



それでついたあだ名は



“鬼の娘(オニノコ)”