私はホテルの窓から飛び降りる。

驚異の身体能力を持つ私は、ビルの10階から飛び降りても無事に着地することができる。


プルルルルル…


私のスマホの着信音が鳴る。


「はい。」


「琴音。任務は全うしたのか。」


声の主はマスターからだった。

「はい。マスター。
あの男は確実に殺しました。」


「そうか。これから本部へ戻れ。
新しい任務が入っている。」


「yes master.」


そう言うと、通話は切れた。

私は言われたとおり本部に向かおうと夜道を歩き出す。