誠の武士と殺し屋少女





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「ここが屯所だよ」


へぇ、ここが屯所。


私は興味深そうに見る。


「…まずは副長のところへ行こうか」


黒髪の男が言う。
私は男達が進む方向へ進んでいった。



「ひっじかったさぁーーん!!」


襖をスパァーーンっと開ける茶髪の男。
土方と呼ばれた男は
鬼の形相で睨んでいる。


これが鬼の副長の土方歳三…。


眉間に皺が寄っている。
相当お怒りのようね、クスッ


「そおおおおおおじいいいいい!!!!!!!!!!」



あらあら、怒られちゃってる 笑


「それで!そこの女はなんだっ!」


今度は私に視線を向け、睨まれた。


「あぁ。この娘、1人で浪士数人を片付けてしまったので。それになにやら怪しいものでしたしねぇ?
連れてきました。」



総司、と怒鳴られた男も、
私のことを睨みつける。


「お前、名はなんと言う。」