眼鏡とハンバーグと指環と制服と

ため息をつきつつ、机に突っ伏す。

「そんなに月原を取られるのが、嫌か?」

「え、いや、そんなことはなくて、その」

……ううっ。
やっぱり好きだからとか、いえない。

「……今日も帰りは、たい焼き屋コースだな」

「……はい。
お願いします」

ぽんぽん。

亜紀ちゃんの手が、慰めるように私のあたまにふれる。

同じことされてるはずなのに、する人によって感じ方が違うのって、なんでだ
ろ……?

帰りにまた三人で、たい焼き屋さんに寄ってかき氷を買った。
木陰のベンチに並んで座って、かき氷をつつく。

「……それで。
月原が見合いをする、って話だったか?」

「……うん。そう」

「お見合いぐらい、いいんじゃない?
別にそれで、結婚するわけじゃないし」

「……やだ」