眼鏡とハンバーグと指環と制服と

……はぁーっ。

帰って着物を脱いで、お風呂に入ってまたため息。

——今日はお疲れでしょうから、勉強はお休みしましょう。

柏木さんがそういってくれたことに、ちょっとほっとしてた。

お布団に潜り込んでも悶々としてしまう。

……寝付けない。
どうしよう。

ちょっと悩んで……思い切って自分の部屋を抜け出した。

コンコン。

「はい」

ドアを開けた柏木さんは私の顔を見ると、驚いていた。
まだ仕事をしてたのか、ジャケットを脱いでカーディガンを羽織っただけ。
机の上には電源の入ったパソコン。

「……どうされました?」

「その、……眠れなくて」

苦笑いを浮かべた柏木さんだったけど……。

「入ってください」

「……はい」