「あの、柏木さんに、くれぐれも二個までにしてください、っていわれたの
で」
「……つまらん。
……なにを笑ってる」
「意外だなーって思って」
「ふん」
おじいさまは怒ってるけど。
拗ねてるおじいさまは、まるで子供みたいだ。
そのあとはやっぱり黙り込んでしまって。
私もなに話していいのかわからない。
岬さんは出たついでに、買い物なんかの用事をすませて来るっていってたか
ら、あと一時間ほどは戻ってこない。
「……わしを恨んでいるか」
「え?」
「半ば無理矢理連れてきて。
わしを恨んでいるんじゃないのか」
突然そんなことを聞かれて驚いた。
でも。
「恨んでなんかいません。
決めたのは私ですから」
「……後悔、しているんじゃないのか」
で」
「……つまらん。
……なにを笑ってる」
「意外だなーって思って」
「ふん」
おじいさまは怒ってるけど。
拗ねてるおじいさまは、まるで子供みたいだ。
そのあとはやっぱり黙り込んでしまって。
私もなに話していいのかわからない。
岬さんは出たついでに、買い物なんかの用事をすませて来るっていってたか
ら、あと一時間ほどは戻ってこない。
「……わしを恨んでいるか」
「え?」
「半ば無理矢理連れてきて。
わしを恨んでいるんじゃないのか」
突然そんなことを聞かれて驚いた。
でも。
「恨んでなんかいません。
決めたのは私ですから」
「……後悔、しているんじゃないのか」



