お昼から、おじいさまのお見舞いに連れて行ってくれた。
……けど。
柏木さんは所用があるからって、病室まで私を案内すると行ってしまった。
「……お加減はいかがですか?」
「…………」
「あまり、無理はなさらないでくださいね」
「…………」
私がなにをいっても、おじいさまは黙ってる。
ちょっと怒ってる、みたいな。
どうしたらいいのかな?
柏木さん、早く戻ってこないかな。
それからしばらくして、やっと柏木さんが戻ってきた。
待ってるあいだずっと、気まずく自分で淹れたお茶を啜ってた。
おじいさまも黙って、お茶を飲んでるだけだった。
「夕葵さん、そろそろよろしいですか?」
「はい。
……じゃあおじいさま、お大事に」
「……また」
……けど。
柏木さんは所用があるからって、病室まで私を案内すると行ってしまった。
「……お加減はいかがですか?」
「…………」
「あまり、無理はなさらないでくださいね」
「…………」
私がなにをいっても、おじいさまは黙ってる。
ちょっと怒ってる、みたいな。
どうしたらいいのかな?
柏木さん、早く戻ってこないかな。
それからしばらくして、やっと柏木さんが戻ってきた。
待ってるあいだずっと、気まずく自分で淹れたお茶を啜ってた。
おじいさまも黙って、お茶を飲んでるだけだった。
「夕葵さん、そろそろよろしいですか?」
「はい。
……じゃあおじいさま、お大事に」
「……また」



