眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「その、もうすぐ知り合いの結婚式で。
出席は無理でも、せめてお花くらい贈れないかな、って。
それに、私、みんなに黙ってここに来たから、元気だってことくらい知らせら
れたら」

「……電報はいかがですか?」

「電報、ですか?」

「はい。
電報だったら名前を入れなくてもいいですし、台紙もいろいろ選べます。
確か、オプションで花も一緒に届けられたかと」

「えっと。
だったらそれでお願いします」

「かしこまりました」

ダメっていわれるかと思ったけど。
意外とすんなり希望がとおってよかった。


そのあと柏木さんがパソコンで、電報の台紙とかお花とか見せてくれた。

台紙とお花はすんなり決まったんだけど、……メッセージで躓いた。

「私って文才ないのかもー!」

「いつもは会社関係なので、当たり障りのない例文で送ればいいんですが…
…」