眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「吐け!」

また、指を突っ込まれて無理矢理吐かされた。

あたまが、割れるように痛い。
息が苦しい。

「夕葵さん!?夕葵!夕葵……」

悲痛な叫び声に変わった柏木さんの声が、次第に遠くなっていく……。


ぼんやりとしたあたまで見上げた天井は、知らない場所だった。

……あれ?私……。

あたまが酷く重い。
身体が鉛のようにだるい。
のろのろと額に当てた手には、点滴の針が刺さってた。

……ここ、病院、なのかな……。

そのうち、規則正しい電子音が聞こえてくることに気が付いた。
ぼんやりと見渡すと、私の身体にはコードなんかがついてて、いくつもモニタ
ーが置かれてた。

……なんで、病院……?
のど、乾いた……。
水、飲みたい……。

「気が付かれましたか?」