眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「そうか。
変な味とかしなかったな?」

「さあ?味はわからなかったので……」

「その袋を貸しなさい。
処分しておくから」

「……はい」

「今日は帰ったら、もう勉強なさらなくて結構です。
課題は次に持ち越します。
ゆっくり休んで」

「……はい」

柏木さんが心配そうな顔してた気がするんだけど、気のせい、かな。

帰って、勉強はしなくていいっていわれてたけど、やっぱり不安で自主学習し
てた。

……けど。

「今日は勉強なさらなくていいといったはずです」

「……はい」

私の部屋にやってきた柏木さんは、いつも通りすこぶる機嫌が悪い。