眼鏡とハンバーグと指環と制服と

亜紀ちゃんもいなくなると、淋しくなる。

勇にぃはあとで来る、って。

おばさんが入れてくれたお茶を飲みながら、借りてきてくれたドラマを眺めて
た。
時々うとうとするから、内容はちっともわからない。

お昼ちょっと前に、勇にぃがごはん食べがてら来た。

昨日は日勤だったけど、いろいろ忙しくて遅くなったんだって。
私の隣に座ると、黙ってあたまを撫でてくれた。


お昼ごはんのリゾット食べて、お昼寝して。

おやつに昨日のプリンを食べて。

勇にぃが仕事に行く時間になると、交代するかのように亜紀ちゃんが帰ってき
てくれた。
香織ちゃんも一緒に。
ふたりでおもしろく、今日学校であったことなんか話してくれる。

そうこうしているうちにおじさんがケーキの箱片手に帰ってきて。

淋しくなる暇なんてないはずなのに、それでも帰ってきた夏生に抱きついて、
泣きじゃくった。


——土曜日。