眼鏡とハンバーグと指環と制服と

みんなの席の前には普通にごはんが並んでるんだけど、私の前にはなにもな
い。
食べなくていいのかな、とか思ってたら、おばさんがプリンを置いた。

「今日お昼、買っといたの。
これだったら食べられるでしょ?」

「……はい」

……おばさんの気遣いに感謝だ。


ごはんを食べながら、これからしばらくのことを話し合った。

いままではおばあちゃんがいたからなんとかなってたけど、今年はそういうわ
けにはいかない。

夏生は昼間、仕事だし。

食事は結局、私が作れないから朝昼晩、おばさんに頼ることになった。

というか、近藤家で食べる。

夏生のお弁当は二個作るのも三個作るのも一緒なので、おばさんが入れてくれ
るって。

私はもう、しばらく休むことに決めたから、朝ごはん食べに行くついでに夏生
に近藤家に連れてきてもらう。
一日ここで過ごして、迎えにきてくれた夏生と晩ごはんを食べて一緒に帰る。