眼鏡とハンバーグと指環と制服と

……気合いでどうにかなるなら、すでに克服してると思うんだけどな……。

いいよね、城崎先生は。
自分の感情にまかせて怒鳴り散らしてればいいんだもん。

「……はい。
すみません、でした……」

『明日は出てくるんだろうな!』

「……あの、明日から一週間ほど、休みます……」

『はあっ!?
なにいってんだ、おまえ!
ふざけてんのか!』

「……ふざけてません。
いつもは調子のいい日は多少無理してでも登校してましたが、学校行って城崎
先生の相手をするほど、余裕はないんです……」

『貴様!教師に対してその口の利き方はなんだ!』

きっと電話の向こうで、城崎先生は顔を真っ赤にして怒ってるんだろうな。
でも私は、早く電話を切りたくて仕方ない。

「……とにかく、明日から一週間ほど休みますので、よろしくお願いします…
…」

『おい!こら!ちょっと待て!おい……』

まだなにかいってる城崎先生を無視して携帯を切る。