眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「そうか」

……沈黙。

ううっ、なにか用なのかなー。

ふと目で夏生を探すと、ちょっと離れた場所で宮元先生と舞園先生と話して
た。
やっぱりというかふたりとも、ちらちらとこちらを見てる。

「七尾は月原先生と……いやいい。
無粋なことを聞くのはよそう。
その、最近、城崎先生の行動が目に余ってな」

「……はい」

「生徒の君にこんなことを頼むのはどうかとは思うが。
こう、もっと慎むように、その、特に月原先生にいって欲しい」

「あの、なんで私からなんですか?」

「私は別に、君たちの関係をどうこういおうとは思ってない。
というか、私の家内は教え子だしな」

そういうと、吉永先生は照れたみたいに笑った。

……っていうか、ちょっと意外。
先生も生徒と結婚してたなんて。

「ただ、月原先生は普段はのらりくらりとしている癖に、七尾のことになると
すぐムキになって危なっかしい。
だから、な」