「夕葵ちゃんもそれでいいんだな」
「はい、いいです」
大先生はなにかを考えるみたいにずっと黙ってる。
ダメ、っていわれたらちょっと悲しいかも。
大好きなおじいちゃんだし。
「……わかった。
夏生くんがよく考えた上のことなら。
ふたりとも、おめでとう」
「ありがとうございます」
「ありがとう、ございます」
大先生のあったかい笑顔。
……ほんとは。
大先生にいうこと、まだ反対だった。
けど、こうやって話してしまうと、なんかつっかえてた物がとれたみたいな気
がして、話してよかったって思う。
……ほんとはもう結婚してるのに、嘘をついていることには胸が痛むけど。
「よかったわね、ふたりとも。
きっと、あの世で君子ちゃんが喜んでると思うわ。
だって君子ちゃん、ずっと夏生くんが夕葵ちゃんをもらってくれたらいいの
に、っていってたから」
富栄さんに手をぎゅうぎゅう握られながらそんなことをいわれて、ちょっと驚
いた。
「はい、いいです」
大先生はなにかを考えるみたいにずっと黙ってる。
ダメ、っていわれたらちょっと悲しいかも。
大好きなおじいちゃんだし。
「……わかった。
夏生くんがよく考えた上のことなら。
ふたりとも、おめでとう」
「ありがとうございます」
「ありがとう、ございます」
大先生のあったかい笑顔。
……ほんとは。
大先生にいうこと、まだ反対だった。
けど、こうやって話してしまうと、なんかつっかえてた物がとれたみたいな気
がして、話してよかったって思う。
……ほんとはもう結婚してるのに、嘘をついていることには胸が痛むけど。
「よかったわね、ふたりとも。
きっと、あの世で君子ちゃんが喜んでると思うわ。
だって君子ちゃん、ずっと夏生くんが夕葵ちゃんをもらってくれたらいいの
に、っていってたから」
富栄さんに手をぎゅうぎゅう握られながらそんなことをいわれて、ちょっと驚
いた。



