大先生は厳しい富栄さんと違い、優しいおじいちゃん……だと私は思ってるん
だけど。
夏生にいわせれば、この世で一番怖い人らしい。
だからか、夏生の声は緊張してる。
「その、……夕葵さんが卒業したら、結婚することにしました」
「ああそうか。
……いまなんと?」
……えっと。
笑顔の富栄さんをのぞいて、みんな固まってる気がするのは、気のせいでしょ
うか?
「夕葵さんと結婚することにしました」
「……月原くん。
君は自分の立場が」
……館長先生、怖い。
でも、普通はそうだよね、やっぱり。
「わかってます。
卒業するまでは誰にも明かさないつもりでした。
でも、なにかあったときに夕葵さんの支えになってくれる人間が、ひとりでも
多い方がいいと思うので」
「よく考えた上でのことなんだな」
「はい」
だけど。
夏生にいわせれば、この世で一番怖い人らしい。
だからか、夏生の声は緊張してる。
「その、……夕葵さんが卒業したら、結婚することにしました」
「ああそうか。
……いまなんと?」
……えっと。
笑顔の富栄さんをのぞいて、みんな固まってる気がするのは、気のせいでしょ
うか?
「夕葵さんと結婚することにしました」
「……月原くん。
君は自分の立場が」
……館長先生、怖い。
でも、普通はそうだよね、やっぱり。
「わかってます。
卒業するまでは誰にも明かさないつもりでした。
でも、なにかあったときに夕葵さんの支えになってくれる人間が、ひとりでも
多い方がいいと思うので」
「よく考えた上でのことなんだな」
「はい」



