眼鏡とハンバーグと指環と制服と

なんかひとりでドキドキしてたら、夏生の首が不思議そうにこてんと倒れた。

「ううん。
なんでもない」

……そういいつつも、顔が、熱い。
鼓動が、早い。
夏生の顔を、まともに見れない。

そうこうしているうちに、司会の人がなにやら話し出して。
いろいろ挨拶とか始まった。

誰が誰なんだかわかんないんだけど、夏生がそっと、耳打ちしてくれる。
地元の警察署の署長さんとか、偉い人がいっぱい。
そりゃそうだよね、ここの剣道場、警察関係の人もたくさん通ってるもん。

今日は勇にぃも加代子さん連れてくるはずだったけど、シフトが合わなかった
んだっていってた。

一通り挨拶なんかが終わると、自由にご歓談を、だそうだ。

夏生に連れられて、大先生のとこに行く。
富栄さんも一緒だし、館長先生も一緒にいた。

「大先生。
あの、お話が」

「ああ、月原くんか。
なんだ?」