眼鏡とハンバーグと指環と制服と

でも、カタログで見せてもらったのが大人っぽくて、あまり派手な飾りもつい
てなかったから、結局それにしてもらった。


「おはようございます」

「おはよう、夕葵ちゃん」

「すみません、朝早くから。
よろしくお願いします」

近藤家に行くと、おばさんがすでに用意して待っていてくれた。

あと香織ちゃんも。

美容室でお化粧までしてもらってもよかったんだけど、事情を話したら、香織
ちゃんがぜひしたい、って。

私と亜紀ちゃんはそういうことに疎いけど、香織ちゃんはよく知ってる。
こういうとき、ちょっと心強い。

「じゃあまず、お化粧からねー」

鏡の前に私を座らせると、香織ちゃんは喜々としていろいろ顔に塗りたくり始
めた。
なにをされてるのか全くわからないんだけど……たぶん、任せてて大丈夫なん
だろう。

「はい、できたー。
どう?」