眼鏡とハンバーグと指環と制服と

ゆず胡椒マヨとか見たことあるし、大丈夫だとは思ったんだけど、ちょっと不
安だったんだよねー。


どうでもいいことを話ながら、ごはんを食べる。
たぶん、一日の中でこの時間が一番好き。

「ゆずちゃん。
お祭り、来るよね?」

「うん。
行くよ?なんで?」

私がお祭りに行かないはずがない。
だって、舞っているときの夏生は……凄くきれいでかっこいい、から。
あんなかっこいい夏生、見逃すはずがない。
たとえ高熱が出たって行くもん。

「じゃあ、着物、着てきてね」

「……どういう、こと?」

……いつもは。
普通に普段着でいって、亜紀ちゃんと一緒に大勢の人に混じってみてる。
着物なんて着ていったことがないし、第一、あの場で着物を着てるのって、神
事の関係者か、その家族。

「あのね、今日、富栄さんに会って。
最近ゆずちゃんに会ってないから、元気にしてるのか心配してた。
それでね?
お祭りのとき、ご招待しなさい、って」