眼鏡とハンバーグと指環と制服と

学校行って時間があるから、予習なんかしてたら香織ちゃんが来た。
教科書とノートを閉じる。

「相変わらず、真面目だね」

「だって、あんまり悪い成績で、月原先生に恥かかせるわけにはいかないも
ん。
それに、今年は受験なのもあるけど、特に、ね」

「あー、確かに」

香織ちゃんは苦笑いしてる。

……私の登校時間は相変わらず早い。
月原先生の通勤時間に合わせてるから。

駅で別れるんだから別々の時間でもいいんだけど、少しでも一緒にいたい。

だから、早い時間に学校に来る。

教室に行くと、誰もいないことが多い。

時間はたっぷりあるから、香織ちゃんたちが登校してくるまで、予習復習とか
してる。


亜紀ちゃんはまだ来てないから、席を借りて香織ちゃんとお喋り。
亜紀ちゃんは朝が弱くて、ギリギリに滑り込んでくることが多い。
今日のお喋りは、城崎先生の悪口がほとんどだ。