眼鏡とハンバーグと指環と制服と

帰り道でため息。

先生とクラスの温度が違い過ぎる。

城崎先生は体育の先生で、前にもいったけど生徒指導の先生だ。
大体通例なら、体育の先生は就職組の担任になるんだけど……。
今回は、よっぽど教頭先生が、私と夏生の間が気に入らないんだろうな。

しかも夏生、城崎先生にすっごい嫌われてる。

何故かって。

……夏生は剣道が上手いから。

高校生のときとか、全国大会で優勝してる。
いまだって月に何度か道場に通ってるし、そのせいで、剣道部の顧問にも推さ
れてる。

……逃げ回ってるけど。

そんなこんなで夏生に目をかけてるのが、学校でも重鎮の、体育の吉永先生
だ。

同年代の、ゆるゆるふわふわな夏生が、自分の尊敬している吉永先生に贔屓に
されて、城崎先生がおもしろくないはずがない。

……と、いうわけで。
私ももれなく嫌われてる。

「もう明日から、学校行くの、嫌かも……」