眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「……おやすみなさい」

亜紀ちゃんの部屋に行くと、お布団を引いてくれた。
眠くなかったけど、パジャマに着替えて潜り込もうとしたら、口になにか押し
込まれた。

「食べろ。
落ち着くから」

「……うん」

……チョコ、かな?
でもちょっと苦い。

そのまま三つほど食べさせられたくらいから、記憶が、ない。


「……いま?眠ってる。
ウィスキーボンボン食べさせて沈めた」

ぼそぼそと話してる声が聞こえる。
亜紀ちゃん、誰かと電話してるのかな……?

「……おまえがそんな、最低な奴だとは知らなかった。

……は?
夕葵じゃないから、そういうことに怒ってるんじゃない。
責任とれないことやってたおまえに呆れてるんだ。

……誤解?
でも否定しきれないんだろ?