眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「だって、お風呂入ったばっかりだし……」

「そうじゃないよー。
それもあるけど」

夏生は嬉しそうにふふって笑ってる。

意味わかん……あ。
ちょっとわかるかも。

だって、お風呂あがりと関係なく、夏生からもいいにおいがするもん。
このにおい、好きなんだよねー。

なんか眠く、なって、き、た……。


朝目が覚めたら、しっかり夏生に抱きかかえられてた。
気持ちよさそうに寝てる。

私は夏生の顔が結構好きだ。
前髪長くして、野暮ったい黒縁眼鏡でいつも顔を隠してるのが、もったいない
と思う。

「ん……。
ゆずちゃん、おはよう」

「おはよう、夏生。
朝ごはんの準備、してくるね?」

「うん。
僕ももう、起きるよ」

顔見てたら、夏生が起きた。