眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「……改めて確認するが。
夕葵ちゃんがおまえの嫁なんだな?」

「そうだよ」

「年はいくつになった?
確か一回りほど下だったと記憶しているが。
学校は?」

「僕の勤めてる高校に通ってる。
四月から三年生」

「小さいときから知っているとはいえ、教え子と、しかもまだ学校も卒業して
いないのに結婚するなんて、なに考えてる」

「別に?
おばあちゃんが亡くなって、夕葵をひとりにしておけないから、結婚しただけ
だ」

「卒業するまで待てばよかっただろう?
それまでは後見人的な立場でいれば」

「なにいってるの?
そんなの法的根拠がなにもないから、いざというときに夕葵を守れない」

「そもそも、教師が生徒と付き合ってるというだけでも、問題なのに」

「関係ないね」

「夏生!」