眼鏡とハンバーグと指環と制服と

なんていっていいのかわからない。

前に、家族が欲しかったっていってた夏生。

ただ、お母さんが早くに亡くなって、淋しかったからだと思ってた。

でももっと、根は深かったんだ。

私はちゃんと、夏生の欲しい家族になれてるのかな。

「……ゆずちゃん。
ありがとう」

「夏生、大丈夫?」

「うん。
もう僕にはゆずちゃんがいるから平気だよ。
あ、でも」

……”子供、欲しいな”

「えっ、あっ、夏生!?」

……うっ。
顔が、身体が熱いよー!

「んー、そういうことするのは、ゆずちゃんが高校卒業するまでお預けだし。
子供となると大学卒業するまで待たなきゃだろうけど。
でも、ゆずちゃんとの子供が欲しい」

「……うん」