眼鏡とハンバーグと指環と制服と

晩ごはん食べて一緒にテレビを見てたら、夏生の携帯が鳴った。

夜の電話は、学校や警察からの呼び出しが多いから嫌いだ。

二年のときのクラスは、みんないい人だったから大丈夫だったけど、その年に
よっては夏生、しょっちゅう呼び出されてたりしてたから。

「もしもし。
……父さん?うん、久しぶり」

……どうも相手は、夏生のお父さんのようだ。
そっと、テレビの音量を落とす。

「……うん。
……うん。
いわなかったのは悪かったけど、勝手にしてるのはそっちも同じでしょ?
いまさらなにを」

……なんだろ?
揉めてるのかな?

夏生はかなり、困った顔で髪を掻き回してる。

「……うん。
わかった。
じゃあ、週末待ってる」

……はぁーっ。
大きなため息をつくと、何故か夏生は私のあたまを撫でた。