眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「うん。
わかった。
……遅くなったけど、晩ごはん、するね?」

「いいよ、ゆずちゃん。
この様子だとなにもしてないんでしょ?」

「……うん。
でも」

「今日は近くのお弁当屋さんで買ってくるよ。
明日からはまた、作ってね」

「うん」


夏生の買ってきてくれたお弁当で、晩ごはん。

夏生は
「せっかくゆずちゃんが買ってきてくれたんだから」
って、今日まで封を切らずに我慢してた、あのお酒を開けていた。

ほんとはそれにあわせて、今日の晩ごはんはお刺身と和風ロール白菜の予定だ
ったのに。
でも、夏生はご機嫌みたいだからいっか。

今日はちょこっとだけみたいだし、ゆっくり飲める週末に、お酒に合う晩ごは
んを今度こそ、準備しよう。


晩ごはんが終わって、準備してたチョコも夏生に渡した。
毎年渡してるのに、今年はいつも以上に大喜び。