眼鏡とハンバーグと指環と制服と

……というか。
いまのでなんか、今日一日感じてた、違和感がはっきりした。

やっぱり歳にぃはなんかおかしい。
嫌な予感がするんだけど。


「じゃあゆずちゃん、あとで夏さんには俺からちゃんと、詫びを入れとくか
ら。
それでもがたがたいうようだったら、うちにおいで。
いいね?」

「……うん。
その、歳にぃ、」

「ゆずちゃん。
帰ったのー?」

……あのあと、ずっと無言だった。
家に着いて車を降りようとしたとき、嫌なタイミングで夏生が家から出てき
た。

「……うん。
ただいま、夏生」

「……どうかしたの?」

あんなことがあったせいか、まともに夏生の顔が見れない。
私の様子がおかしいことに気が付いたのか、夏生の表情が少し曇った。