眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「あー、今日の案内賃もらった?というか。
そういうわけで」

「……夏生に殺される」

しれっと歳にぃはいってますが。
離婚の危機ですよ!こんなこと!

「夏さんには俺から詫びを入れるから。
大丈夫」

「でも……」

「それともなに?
ゆずちゃんは俺からキスされて喜んでるの?」

「……歳にぃには悪いけど、」

「だろ?俺の我が儘だったんだから。
ゆずちゃんは悪くない」

「……うん。
でも、……歳にぃ、きっと夏生に……殺されるよ」

……このあいだの。
ブラック夏生が蘇る。

「大丈夫。
ただでは死なないから」

歳にぃは私のあたまをぽんぽんすると、車を出した。