眼鏡とハンバーグと指環と制服と

お昼ごはんを食べて、お勧めの酒蔵に連れて行ってくれた。

歳にぃの運転だから、試飲ができなくて申し訳ない。

でも、以前飲んだ感想とか教えてくれて、私の予算と夏生の好みだったらこれ
だろう、っていうのを選んでくれた。

あと、甘酒や粕汁にしたらいいって勧められて、酒粕。
それに、酒精を使ったあんパン。

「こんなの買って帰ったら、夏生にバレないかな?」

「スーパーで買ったとか、誤魔化しときゃバレないよ」

歳にぃはそういうと、おかしそうに笑った。
やっぱり兄妹だから、亜紀ちゃんに……というか亜紀ちゃんが歳にぃに似てる
んだろうな。


カフェが併設されてる酒蔵だったから、お茶して帰ることになった。

私は紅茶とアップルパイ。
歳にぃはコーヒーを飲みながら、何故か眩しそうに目を細めて、私のこと、見
てる。

「歳にぃ、どうしたの?」

「いや。
……いま俺たちって、まわりからどう見られてるんだろうな、って」

「兄妹、はないだろうから……カップル?」