眼鏡とハンバーグと指環と制服と

こてん。

不思議そうな顔で、私のこと、見てる。

「家族だったら、手、繋ぐでしょ?」

……ああ家族。
家族、ですか。
好きな人、とかじゃないんだ。

って!
なにがっかりしてんだ、私!?

「家族でも、大きくなったら手、繋がないの!
それに、誰が見てるかわかんないでしょう!?」

「えーっ」

……なんですか、その残念そうな顔。
危機感なさ過ぎ。

いままではクラスのみんな、ほとんど私たちの関係に寛容だったけど。

……結婚した、となればきっと話は別だ。

それにいまだって一部だけど、よく思ってない人たちもいる。
そんな人たちに手繋いで歩いてるとこなんて見られてよ?絶対教頭先生に報告
されて、一大事になる。


ちょっといじけてるなつにぃを置いて歩き出す。