眼鏡とハンバーグと指環と制服と

少し湿った唇の感触に、ねっとりと這わされた舌の感触が蘇る。

「ゆずちゃん?
……あいつらに、なにかされたの?」

震えてる私に、抱きしめてる夏生の腕に力が入る。

「……首、舐められた。
む、胸も、……揉まれ、た。
ふ、太もも、……な、」

「……もういいよ。
……そう。
あいつら、あのまま逃がすべきじゃなかったね」

「……なつき?」

「……夕葵にふれた汚い両手切り落として、夕葵を舐め回した汚い舌も切り落
として、夕葵を見た汚い目も潰してやればよかった」

くくくっ。

「……それに」

ゆっくりと包帯をほどき、そっと夏生の指が現れた痣を撫でる。

「……夕葵の細い首にこんな痣」

チュッ、一度だけ唇がふれて離れる。