「けれど、七尾さんだって好きで巻き込まれたわけではありません。
彼女は完全に、被害者です」
今年の二年生はなんでこう問題を、教頭先生に睨まれて身が竦んだ。
ぎゅーって思わず夏生の背中にしがみついたら、ますます睨まれて泣きそうに
なった。
「どうするんですか、これから。
まだ日程は残っているのに」
「私が付き添って先に七尾さんを帰します。
生徒たちには秘密にしてください」
「担任のあなたがいなくなたら、なにかあったってすぐに気付かれるに決まっ
てるでしょ!
……そうだ。
渡辺先生に付き添ってもらいましょう。
それでいいですね」
じっと夏生が私の顔を見つめる。
涙の浮き始めた目でイヤイヤしたら、夏生は小さく頷いてくれた。
「……お願い、します。
七尾さんは私にとって、唯一の家族といってもいい存在なんです。
こんなことになって心配なんです、不安なんです。
どんな処分も受けます。
いまは、傍にいさせてください」
「な……」
彼女は完全に、被害者です」
今年の二年生はなんでこう問題を、教頭先生に睨まれて身が竦んだ。
ぎゅーって思わず夏生の背中にしがみついたら、ますます睨まれて泣きそうに
なった。
「どうするんですか、これから。
まだ日程は残っているのに」
「私が付き添って先に七尾さんを帰します。
生徒たちには秘密にしてください」
「担任のあなたがいなくなたら、なにかあったってすぐに気付かれるに決まっ
てるでしょ!
……そうだ。
渡辺先生に付き添ってもらいましょう。
それでいいですね」
じっと夏生が私の顔を見つめる。
涙の浮き始めた目でイヤイヤしたら、夏生は小さく頷いてくれた。
「……お願い、します。
七尾さんは私にとって、唯一の家族といってもいい存在なんです。
こんなことになって心配なんです、不安なんです。
どんな処分も受けます。
いまは、傍にいさせてください」
「な……」



