眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「ということは少なくとも、七尾さんは月原先生こと、好きなんだよね?」

「……うん」

「あー、でもー。
月原先生も絶対、なんだかんだいってても七尾さんのこと、好きなんだと思う
んだけどなー」

「あ、いっとくけど。
他のクラスの奴は知らないけど。
うちのクラスの女子は、全員七尾さんと月原先生の味方だよ?
男子だって、千ヶ崎たちを除いて全員。
ふたりには上手くいって欲しいって、思ってる」

「あ、えっと、……ありがとう」

……ああ。
そんなこといわれると嬉しいけど、同時に結婚してるっていえないのが、欺し
てるみたいで心苦しい。

「なんでも困ったことがあったら相談しなよ?
教頭なんか蹴散らしてあげるから」

「うん。
ありがとう」

次第に、みんな眠りについて行く。

隣の布団に入ってた亜紀ちゃんの袖をそっと引っ張ると、まだ起きてた。

「どうした?夕葵?」