眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「旅行中はゆずちゃんにこんなふうにふれられないもんね。
だから……」

顔が近付いてきて、夏生の唇が……私の唇に、ふれた。
それは少しずつ深くなっていって……。

「……補充完了。
これで頑張れるかな」

そういうと、私のあたまぽんぽんして夏生は一足先に家を出た。
教師の集合時間は、生徒より早かったから。

夏生が家を出て少したつと、近藤のおばさんが迎えにきてくれた。
車に乗ると、亜紀ちゃんから怪訝そうな顔で見られた。

……たぶんきっと、まだ顔が赤かったんだと思う。


修学旅行の日程は三泊四日。
場所は日光と東京。
当然、あのネズミがいるところだって行く。

移動中のバスや飛行機の中で、わいわい話して楽しい。

バスに乗り換え、一日目の目的地、日光に到着。

修学旅行は教頭先生もついてきてて、しっかりうちのクラスのバス、しかも月
原先生の隣に座ってた。
なんか監視されてるみたいで落ち着かない。

集合写真を撮ることになって……気が付いたら、月原先生の隣になってた。