眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「ほんとに?
痛くない?
血、いっぱい出てるよ?
ほんとに大丈夫?
早退する?
病院、行く?」

「……月原先生。
見た目は派手ですが、そこまで心配することないですから」

……うわーっ。
渡辺先生の声、冷たい。
そりゃそうだよね。
月原先生、心配し過ぎだもん。

「渡辺先生!
だってあんなに血が出てるんですよ!
顔だって赤いし!」

「月原先生。
ほんとに大丈夫ですから」

ムキになってる月原先生の袖を引っ張ると、また心配顔になってスツールに座
り直した。

「ほんとに?大丈夫?」

「月原先生が心配し過ぎなんです」

「……うん。
じゃあ、近藤さんと沢城さんに制服持ってきてもらうようにゆっとくから。
いい?」