眼鏡とハンバーグと指環と制服と

寝不足でちょっとふらふらしてたけど、気持ちは晴れやかに夏生とふたり、学
校へ行った。


「夕葵おはよう。
昨日は……って、どうしたんだ、その顔?」

「あ、えっと、……寝不足で」

私の顔を見た途端、亜紀ちゃんの顔が曇った。
自分で鏡見ても、酷い顔だと思ったくらいだもん。
流石に気が付くだろう。

「その割には元気そうだが、……無理してないか?」

「ううん。
全然だよー」

えへへって笑って亜紀ちゃんを見たら、心配そうな顔された。

……でも、気分は最高にいいんだもん。

「……まあいいが。
昨日は結局、どうなった?……っと。
聞きたいところだが、いまはそんなに時間がないな。
昼休みにでも聞かせてもらうぞ」

「うん」

ちょうどチャイムが鳴り始めたので、亜紀ちゃんは話を切り上げた。
そのうちやってきた月原先生は、やっぱりちょっとぼーっとしてて、いつも以
上に危なっかしかった。