眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「……ゆずちゃん。
昨日は、ごめんね。
高校生相手に、大人げなかった」

夏生も昨日寝てないのか、うっすらとくまが浮いてた。

「……ううん。
私が、黙ってたから。
隠し事しないって、約束したのに。
ごめんなさい」

「うん。
もう隠し事、しないでね。
僕も自重するから」

「はい。
ごめんなさい」

「もうあやまらなくていいよー。
僕も悪かったっていってるでしょ?」

「でも……」

困ったように笑った夏生の唇が、……一瞬私の唇にふれた。

「これで仲直り。ね?」

「うん」

いつも通りふふって笑った夏生が、私のあたまを撫でる。

……よかったー。
仲直り、できた。