眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「なんかね、……安藤くんに申し訳ないな、って」

『……断ったからか?』

「違う。
安藤くん、私の気持ち、伝わるといいな、っていってくれて。
なんか、嘘ついて、欺してるみたいで申し訳なくて」

『……いまは仕方ないだろ』

「……そだね」

『まあ、安藤には心の中で詫びとけ。
それ以外、なにもできないからな』

「……うん。
あとね」

『なんだ?』

「夏生にこのこと、いった方がいいのかな?」

『夕葵の気持ち次第だな。
断ったんだったら、黙っててもいいと思うし。
けど、月原の場合、もし夕葵の口以外から聞いたとき、拗ねると思うが』

「……だよね」

『……ああ』