眼鏡とハンバーグと指環と制服と

まあ、夏生の好きなもの五位内には入ってるから、許してもらおう。


「……ただいま」

「おかえりー」

帰ってきた夏生は。
ちょっと思い詰めたような顔してた。

いつも通りおでこにチューはしてくれるんだけど、表情は硬い。
無言で私のあたまを撫でて、階段を上がってく。

着替えて食卓についても、やっぱり暗い。

「……いただきます」

「いただき、ます」

いつもはふたりで、いろいろ話しながら食べてるのに、今日は無言。

オムライスなのに、何故か味気ない。

「……ごちそうさまでした。
ゆずちゃん、ちょっと、いい?」

「……うん」

気まずい食事を終えると、夏生が私を呼んだ。