眼鏡とハンバーグと指環と制服と

月原先生があたまを下げるのに合わせて、一緒にあたまを下げた。

……私がわがままいったから、月原先生に迷惑かけてる。
軽率な自分の行動に腹が立つ。

「それでなくても君たちは、普段からいろいろ噂も多い。
もっと気をつけて欲しいものですね」

「はい。
すみませんでした」

「ほんとにわかっているのかね?
私から見れば、兄妹というのも超えている気がしますが」

「妹としか、思っていません」

……やめて。
もう夏生に、つらい思いをさせないで。
夏生は、夏生はなんにも悪くないんだから——。

「まあいいでしょう。
今後、気をつけるように」

「はい。
本当に申し訳ありませんでした」

「……申し訳、ありませんでした」

私ひとりだけ、校長室を出された。
きっと月原先生は、もっといろいろいわれるんだろう。

待っていていいのかわからなくて、少しだけドアの前で待ってた。