眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「はいはい、そこまでー。
きっと月原も、夕葵のこんなとこが、可愛くて仕方ないんだろなー」

……そう、なのかな?
なつにぃはそういうこと、あまりいわないからわからない。

「まあな。
月原がほんとに夕葵のこと、大事にしてるの見ててわかるし。
だからこそ、結婚したといっても反対しなかった」

「うん。
なつにぃは私のこと、すっごく大事にしてくれるよ?」

「のろけ!?
いいけどさー。
……しかし夕葵、その『なつにぃ』ってそろそろ卒業しないとね」

「……やっぱり、ダメ?」

「そりゃそうだろ。
旦那さん、だぞ?」

「……だよね」

「月原の下の名前、なんだっけ?」

「……夏生」

「絶対、『夏生』って呼んでやったら喜ぶって!」

「呼んだことあるよ?……特別なときだけだけど」