眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「あー、結構月原いいそう。
それで夕葵は満足なの?」

「満足かって聞かれたらあれだけど。
でも、まあ……」

最近の。
おでこにチューが思い出されて、顔が熱くなってくる。

「なになに、赤くなっちゃって。
なにかあるの?」

「……おでこにチューしてくれるようになった」

「はぁっ?中学生かっつーの。
いや、最近の中学生の方が、もっと進んでるよ?」

「たまに、ほんとに極々たまに、キスしてくれることはあるんだけど。
でも、いままではただいまのキスは、指環にしてたの。
でも、最近はいってきますとただいまは、おでこにチューしてくれるようにな
った、から」

……ううっ。
こんな告白するの、恥ずかしいよー。

「夕葵はやっぱり可愛いな。
月原に嫁に出したのが、惜しくなってくる」

「いや別に、亜紀ちゃんちからお嫁に出たわけじゃないから……」

「いいや。
夕葵は私の、妹、だからな」