眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「……ごめん、なつにぃ。
庇いきれない」

「ゆずちゃーん」

……なつにぃは泣く一歩手前まで来て、私の背中に隠れてるけど。
でもねー、事実、だし。

「それは……夏さんが悪いよ」

「おまえらよく、そんな綱渡り状態でやってこれたな……」

……とうとう呆れられちゃったよ。
確かによく、これでバレなかったよね。

「……わかった。
亜紀、夏のこと、学校でよく見張っとけ。
変なことしでかさないようにな」

「……わかった」

「みんな酷いよー」

「えっ。
ほら、なつにぃ、泣かないの」

とうとうなつにぃは、えぐえぐと泣き出してしまった。
ハンカチ出して、涙を拭いてあげつつ、あたまを撫でる。

ほんと手間、かかるよなー。
勇にぃにきっぱりいってたときは、凄くかっこよかったのに。
ギャップあり過ぎ。