眼鏡とハンバーグと指環と制服と

今日はちょっと遅めにお風呂に入ったので、私がおやすみの挨拶すると、なつ
にぃはすぐに、お風呂に入りに行ったようだった。

ベッドの中で、やっぱりもやもやしたまま、なかなか寝付けなくて何度も寝返
りを打つ。

そのうちなつにぃが部屋に戻ってきた音がして、私はそっと、ベッドを出た。

コンコン。

「なつにぃ、ちょっと、……いい?」

「ゆずちゃん?どうしたの?」

パジャマのなつにぃが、濡れ髪のままドアを開ける。
背伸びすると、私に視線を合わせようと少し屈んだなつにぃの唇に、自分の唇
を押しつけてた。

「ゆずちゃん!?」

「なつにぃ。
……好きに、していいよ。
誕生日プレゼント」

緊張で少し震える手で、ぎゅっとなつにぃのパジャマを掴んで、胸に顔を押し
つける。

「……はぁーっ。
ゆずちゃん、自分がいってる意味、わかってる?」

「……うん」