「よ、………よかっ……よ、かっ…た…………」



花恋はほっとしたように俺の手を両手で包んだ。



「何が?」


「夢、最近、見る…。嫌な夢ばっかり…」


「だから、内容は?」


「……よく分かんないけど、変な黒い塊に、アランとアレンが襲われてるの見た…

それで、怖くて…。ごめん」